2014年8月5日火曜日

印刷について、いくつか確定。

印刷屋さんに相談にのってもらうながら、いくつか詳細を確定させてきました。
確定したことを発表していきます。
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本文=約40ページ(カラー、一部モノトーン)
特殊印刷もしくは特殊な紙=追加3枚 
コイル製本(壁掛けカレンダー形式)

つまりは約20数枚で、カレンダー形式に装丁された雑誌です。うち3枚程度は、特殊印刷か特殊な紙で、通常の印刷媒体ではあまり見かけない表現にチャレンジします。それ以外の普通のページ、本文に相当する約20枚=約40ページでは、片面は全てフルカラーで、そこが特集ページです。その裏面は、単発の記事や連載ページで、つまりは、いろんなことを、1ページずつ掲載するってことですね。ビジュアルマガジンなので、読み物ではなく、見た目を楽しむ雑誌ですが、一部のイラストページなどは1色刷かもです。
印刷は、標準的な4色印刷機でありながら、従来の印刷と比べ、表現できる色の領域が広いブロードインキを用い、高精細なFMスクリーニングで印刷します。ご近所でもあるこだま印刷さんに印刷をお願いします。
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以下、印刷についてのコラム。
結局、いくつか回ってみたのですが、うちの近所に印刷工場のある こだま印刷さんに印刷をお願いすることにします。印刷の街、板橋に住んでるので、近所に印刷屋さんはたくさんあるのですが、コストとクォリティのバランスが、最適と判断したからです。
私自身も、一カメラマンとしていろいろやってきましたが、結局、だれが仕事しても、コストとクォリティは比例するんですよね。安さと高品質は両立しないので、だからといって、高ければいいかっていうと、コスト高も困る訳で、そこらへんのバランスですね。ちなみに、めちゃくちゃ近いので、夜中の3時に、印刷立ち会いに来てくれっていわれても、余裕です。
こだま印刷さんに決めたのは、印刷がきれいだったからです。十分きれい。これ以上きれいな印刷だと、もはや印刷じゃないでしょう。通販印刷が隆盛の時代だからこそ、明らかに上の品質の印刷クォリティである必要がありました。

私自身も、印刷の勉強をするいい機会だったんで、いろいろ調べてたんですが、印刷も、随分、進化してるわけです。
今までは、印刷すると、元の写真データに比べて、なんかくすんでたんです。アナログカメラで撮影したポジフィルムと比べても、デジカメで撮った写真データをモニターで見たのと比べても、なんかぼんやりしてるんです。というのも、写真データを、色域の広いRGBデータから、印刷の特性に合わせたCMYKデータに変換するのですが、その時に鮮やかな色を切り捨てるわけです。それが仕方がない、そういうもんだ、とあきらめてました。

しかし、色が足りないなら増やせばいい。そういう解決方法もあります。例えば、身近な例でいうと、インクジェットプリンターが、8色だとか10色だとかって色数が多いのですが、鮮やかな色を再現するために、インクを色を増やしてるわけです。同じように、印刷でも、色数を増やして対応するしてることは知識として知ってました。
メモ兼用で、書いてみると、これらが代表格のようです。
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パントンヘキサクローム CMYK +オレンジ+グリーンの6色印刷
DICシックスカラーシステム  CMYK +オレンジ+グリーンの6色印刷
ハイデルベルグスーパーファインカラー CMYKRGBの7色印刷
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パントンヘキサクロームが1995年に開発らしいので、他もだいたいそれくらいでしょう。
ところが、4色に比べて、+2〜3色分のコストが増加してしまいます。
クォリティのためなら、コスト増もいたしかたないのですが、ちょっと悩んでしまってました。僕が悩むということは、他にも同じ人がいて、つまりは需要もすでにあったわけで、その解決策として、
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TOYOインキの カレイド
TOKAインキの ブロード
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というそれぞれCMYK4色インキがあるんだそうです。
こだま印刷さんは、TOKAインキさんの ブロードを使ってるそうですね。
ちなみに、TOKAインキさんも、うちから徒歩県内だったりしますね。
いわゆる昔ながらのCMYKインキで印刷したものと、ブロードインキで印刷したものを見比べさせてもらったんですが、明らかにはっきりと色表現が違いました。
おそらく、6色や7色の多色印刷と、ブロードインキでの印刷とは、そこまで差はないでしょう。しかし、コストに関しては、多色印刷が、増やした色数分の製版と印刷も加算されるのに対し、せいぜいインキ代がやや割高な程度のコスト増のようです。また入稿はRGBでいいとのこと。sRGBでも、adobeRGBでも、どっちでもいいとのこと。これは色変換しなくていいので、手間が減り、ありがたかったりします。たぶんどっちでも、色の再現幅は誤差の範囲内ってことなのでしょう。

仮にもビジュアルマガジンというジャンルである以上、本文のカラーページの美しさにはこだわらなければなりません。世間で流通してる普通の印刷物と比べて、あきらかにきれいでなきゃダメだったんで、これでひとつ課題が解決しました。
さて、書籍の流通関連に関しても、うちの町内は集中してるんで、ちょっと聞きにいってみようと思います。

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