2014年8月11日月曜日

タロット新シリーズについてとか。

露出確認用インスタントフィルムです。
クラウドファンディングのプロモーション動画を撮ろう!ってことになって、急遽、セッティングしましたが、ずっと前から温めてたアイデアで撮影しました。

ライフワークとして、タロットをテーマにといいつつ、まあ、結局は、僕なりの解釈で、人の心を造形化というか神話世界のようなものを写真に撮影しようとしてるわけです。
2009年に、タロットというタイトルで展覧会した後も、いろいろなテーマに挑戦しましたが、結局、なにを考えるにしても、ベースがタロットシリーズだって気づきました。というのも、タロットって、今や占いなんですけど、占いというよりも、出てきたカードをもとに、自己分析する手法なんです。だから、何が出てきても思い当たるなにかがあるわけです。タロットをテーマにするということは、人間の心を象徴化することなので、芸術のテーマとして普遍的でもあるのでしょうね。
じゃあ、タロットシリーズを継続しつづけるのがベストだと。しかし、同じ内容を繰り返しても仕方がない。ならば、純粋な意味でのタロットではないけど、人間の心の奥深くに通じるなにかであれば、それらも包括してしまおうと。

おもしろそうなテーマとして、七つの大罪というのがありました。
というのも、古くから、美術のテーマとして取り上げられてましたが、2008年に、バチカンから、新☆七つの大罪が発表されたんです。新しく出たんなら、それをやるしかない!新☆七つの大罪ってゲームみたいなネーミングですね。
しかし、七つの大罪って、遺伝子改造・人体実験・環境汚染・社会的不公正・貧困・過度な裕福さ・麻薬中毒とかで、ドキュメンタリーの方が強そうなんですよね。あたらしいものだけに、普遍性がない。
結局、オリジナルの七つの大罪の方が深いわけです。

罪、という言葉を使われてますが、禁止してもなおやってしまう本能的な欲望でもあるわけです。人間の本音、ともいえるでしょう。

例えば、色欲を禁じているのですが、しかし、より古代になると、子孫繁栄と尊ばれてたはず。
暴食を禁じるのも、そもそも、暴食できない時代もあったはず。

今回は、嫉妬をテーマにしました。嫉妬というと、わかりやすい人間の見にくい姿ですが、一方で、向上心の源でもあります。

正しさの反対は、間違いではなく、また別の正しさ、ってことですね。

環境によってかわる規則に意味はないのですが、
それでも、時代を越えてとりあげられてるのは、人間の本質だからでしょう。

写真発表は、世界最強のビジュアルマガジン 拍手喝采にて!

こういう作品は、僕自身はカメラマンだけど、僕だけでは無理で、
Gao Da Moda というブランドのファッションデザイナーの田中かおりさん
ステンドグラス作家の北澤 裕一さん
モデルをつとめていただいた舞踏家の点滅さん、
とおもしろいものを作っておられるみなさんにささえられて、はじめてできることでもあります。

日本には、おもしろいクリエイターがまだまだいるんです。だけど、発表する場も、報道する雑誌もないんです。
だから、私が作る!

ビジュアルマガジン拍手喝采を通じて、光をあてたいんです!

ビジュアルマガジン 『拍手喝采』 を創刊するために、クラウドファンディングで資金集めしてます!毎回見たことのないおもしろいビジュアルが掲載されてる雑誌を作りたいんです!
クラウドファンディング→https://readyfor.jp/projects/newmagazine
米原敬太郎公式サイト→http://www.yoneharakeitaro.com/

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