2013年1月23日水曜日

著作権裁判することになりました。

さすがに、ブログに書くべきかどうか悩んだのだけど、忘備録を兼ねつつ、整理を兼ねつつ、なにかしらのアドバイスや、みなさんからの経験談をお聞かせいただけることを期待しつつ、無難な範囲内で、公開してくことにします。

さすがに、本当に訴えるに当たり、数名の友人には相談はしましたよ。カメラマンをはじめとする業界内には、実は著作権裁判の経験者はいなかったですね。古いモデル事務所だと、肖像財産権の侵害は少なからずあったらしく、そういう場合は、お互いの顧問弁護士同士で、示談交渉で解決するものらしく、裁判にまでいくことはまずないみたいですね。それでも、趣味の友達の中には5000万円の著作権裁判の経験者もいましたね。いろいろお話が聞けて感謝です^^。

カメラマンが著作権の侵害をされることについてですが、アナログ時代は、ポジなりデュープなりの受け渡しに、ある意味、使用許諾の合意を含むところもあり、実用上の制限もあったわけです。プリントからの反射原稿だとしても、それなりの専門家しか従事できないわけで、それなりのモラルもあったのでしょう。

デジタルフォトの時代になってからは、データというものは、各所で受け渡しされ、流出の可能性は止められません。ジャニーズ並みに、その都度、データ消去させるくらいじゃないと無理でしょうし、それをするのも無理なわけで、結局はモラルの問題でもあるのかもしれません。僕の周りのカメラマンで、著作権侵害にあったことがある人は、F1レースのカメラマンが、個人サイトに上げてた写真を、そのままイタリアの雑誌に無断使用されたことがある1件のみでした。さすがに海外の会社を訴えるのも労力が大きすぎるので、泣き寝入りしたそうです。もちろん、ごくわずかの友人に聞いただけにすぎず、他にも例はあることでしょう。デジタルフォトの時代になってから、たかが十数年しかないのですが、つまりは21世紀ともなると、著作権という概念も、十分、業界内に伝わってたが故に、それを侵害するような事態も、未然に防げてたのかもしれませんね。

そういえば僕も、デザイン事務所で働いてた頃、そこは、建築関係に強いところだったので、そういうジャンルだったのですが、建築写真の使用許諾を撮るために、ナカサアンドパートナーズをはじめとする建築写真会社や、個人のカメラマンさん、建築雑誌各社はもちろんのこと、写ってる建築作品の著作権者である建築設計事務所さんにも、いちいち許諾を求めていた。一時期、社内で、その係になってたこともある。

はっきりいって、広告業界で、まともな会社だと、最初の研修期間に、著作権に関する知識やマナー、方法論は叩き込まれる。と思う。

まあ、もっとも、実際には、著作権を少々侵害しても、ばれっこないし、ばれていないケースの方が多いんだろうなあって思う。で、カメラマン側も、訴訟とかめんどくさいし、泣き寝入りしてたケースも多いのかもしれない。

でも、実は、ほんとにたまたまなんだけど、友人のカメラマンが、カメラマン仲間の集まるチャットルームで、米原君の仕事みつけたよ〜 となにげなく書き込んでくれて、無断使用による著作権侵害を発見できた。

さてどうしようかなあ〜 まあ、むこうから事後承諾でもいいから連絡あるかなあ って思ってたんだけど、なかったので、年末に、メールで説明を求めたら、年明けにメールで返信があった。しかし、謝罪はメールでひとことしかなく、僕には伝わってこなかった。年明けだし、 仕方ないのかなあと思いながら、電話を待ったけどなかった。放置するわけにもいかないので、まずは、直接お会いしましょうと、こちらから日時と場所を指定し、もし無理なら都合のいい日時を複数の候補挙げてくださいとメールした。そしたら、メールで十分と話し合いを拒絶された。メールじゃ、ちょっとした会話ですら数日かかってしまう。困ったので、仲裁を第三者にお願いしたところ、電話でなら話していいっていってるみたいなので、電話してみてくださいというので、電話したら、「出るとこ出ればいいじゃないか!訴えたらいいじゃないか!」と啖呵をきられた。最後は、「訴えたらいいじゃないか」と連呼するので、こっちから電話を切るしかなかった。つまりは、加害者から訴えろといわれたので、訴えてみたわけである。

裁判ははじめてのこと。ちょっとドキドキするね!
裁判経験ある人いたら、経験談お聞かせください!!!

公式サイト→http://www.yoneharakeitaro.com/

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