記念写真事業をどういう風にするかって考えると、当分は、出張専門になる。だからこそ、記念写真であって肖像写真ではないってとこでもある。どういうことかっていうと、記念になる場所で撮った方が、記念になるから。
まあ、来年の話をすると鬼に笑われるんだけど、
短期目標は、とにかく100人撮る! 中期目標は、都内駅近一等地に店を持つ、最初は雑居ビルのすみっこでもいいから。ってとこだろうか。現実的に実現可能な目標でないと意味がないから。調べると、表参道付近も、ほんと家賃下がったね。むちゃ狭いんでしょうけど、駅前すぐのマンションの一室が8万円台。
土日だけでも、レンタル会議室を借りてそこを出店にしようかなって考えてたけど、ちゃんと借りた方が安い時代。
でもまあ、なにげに、短期目標のとにかく100人撮る!ってことの方がたいへんかもね。
整理してみると、赤ちゃんフォトからシルバーフォト、ペットフォト、引っ越しや取り壊し前の家の写真などなどって考えると、10個以上の項目がある。それぞれにある程度の枚数を撮らないと、広告も打てないのが現状。
いくら、今年展覧会の反響で、アートな記念写真が求められてたとか、周りで好評っていっても、100人にはほど遠い。最初は、ひたすら口コミなのかなあ。
で、口コミ時代は、米原敬太郎個人名でやるってことでいいと思うんだけど、いずれは、お店としてやりたい。
というか順番としてはもっと最初に考えてることがあって、それは、仕上げに木枠に張った写真の裏側に、木枠の部分に焼き印をいれようかなって思ってるんだ。例えば、反物に、産地のシールがはってあるようなそんなノリ。
手書きのサインを画面に入れるのも、なんかださいじゃん。書を上書きするみたいで、嫌だし。
いろいろ考えて、焼き印ってしてる人いないし、おもろいなあって。
内緒なんだけど、タイで作ったら安いみたい。
それでいろいろ描いてて、なかなかいいのはできたんだけど、これはアート作品用であって、記念写真にはふさわしくないなあって思った。ちょっと奇天烈すぎるかなって。なので、分けることにした。
アート作品用の焼き印の話はまた今度するね。
記念写真の焼き印なんだけど、最初は、モナリザのようなのをイメージして、その下に記念写真ってロゴをいれようかな、とか、イギリスの切手みたいに、歴代女王の横顔ってのも悪くないなあとかって思ってた。そっから、ヨーロッパのコインをチェックしてみたり・・・。伝統的に、ヨーロッパのコインって、各時代の王の肖像がレリーフになってるよね。そういうのを見てるうちにいつも通りに脱線もしていくわけですよ。
古代ローマのコインの太陽神ソルって、自由の女神そっくりだなあ、とか、
古代ギリシャのアテネの裏にあるフクロウってなんかかわいいなあ、とか。
古代っていっても、数千年前のイメージって多少の変更があっても、現代にも受け継がれてるんだけど、
この梟だけは見当たらないなあ、とか。
アレクサンダー大王、かっこいい!とか。
でも、途中できづいたのが、シルバー写真の裏に、女性をモチーフにした焼き印があっていいのかなあって。
結婚式の写真ならもっと微妙かなあ。
成人式とかの写真なら、ちょうどいいかもだけどさ。
ってことで、やっぱ、鶴とか亀とか、それともやっぱり米とかかなあって。
日本らしい吉祥文様の方がいいのかなあ。
龍とかだと怖いというか男性向けすぎるけど、
鶴とかなら、老若男女問わないかなあ。
いろいろ調べてると、麻の葉の文様も、日本では吉祥文様だったようだ。麻が生命力が強い草だから。
しかし、これは、現代の世相ではね・・・。
鶴亀か松竹梅だけど、松竹梅はありきたりだし、鶴はともかく亀の実物はちょっとなあ、とか。
八に開くってことで扇もいいのかなあって調べてみると、奈良時代に日本で発明されたんだってね。これ雑学な。
鶴も、広重の浮世絵、名所江戸百景に描かれてるが、江戸時代には、荒川に丹頂鶴が毎年冬にきてたんだってね。
そう考えると鶴かなあ。
なんて考えてた訳ですよ。
じゃあ、逆に他のお店はどうしてるの、ってとこから屋号もセットで考えたくなってきた。
たとえば、資生堂って、シセードーと3音なのがいい。なんとか屋もいいけど、ドーの方がなんかいい。
なので、三音のドーにする。
そういうのって、他にあるのは、鳩居堂くらい?
実際には、いっぱいあるんだろうけど。
資生堂だけど、調べると、資生ってのは、易経からの引用で、資生の意味は、
万物資生 すべてのものは、ここから生まれる って意味らしい。
シンボルマークの花椿は、ヒット商品の髪油が花椿っていってたみたいで、
初代社長の福原信三氏が原型をデザインしたとのこと。
椿油だったんでしょね。そう考えると全てにつじつまがあう。
鳩居堂は、銀座4丁目の地価日本一のって枕詞の方がすぐに思い浮かぶが、京都人としては、寺町御池下がったとこのお店ってことにしておこうかな。びっくりしたんだけど、平家物語の敦盛のとこででてくる熊谷直実の末裔らしい。で、熊谷一族の家紋が向かい鳩といって、二羽の鳩が向かい合ってる形で、これも、詩経からの引用で、「維鵲巣有、維鳩居之」からとられている。意味としては、カササギの巣に 託卵する鳩に、「店はお客様のもの」という謙譲の意を込めたとのことのようだ。
あとなにがあるかなあ。ジュンク堂は工藤淳さんの名前が逆。以上。
世界堂と海洋堂はまあいいでしょう。
四書五経から引用するとなんかかっこいいよね。
鶴はたしかにいいけれど、もっといいなにかがあるかもしれない。もうちょっと調べてみるか・・・。
米原敬太郎公式サイト→http://www.yoneharakeitaro.com/
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