2014年7月1日火曜日

色に関する問題

色に関する問題は難しくて、以前、印刷会社さんで、HDRデータとモニターの色と紙の色、それと、ほんとに印刷にそのまんま使える撮って出しJPEGについて、作戦会議はちょくちょくしてます。板橋最高や!っていいたいとこやけど、板橋区の印刷会社じゃなかったりするんですけど、町内にも、印刷会社とかインク工場はたくさんあるので、もっとご近所づきあいせねばですね! 結局、デジタルが〜とかDTPが〜とかいってるけど、紙にインクで印刷された物が最終形態なんだから、工場のおっちゃんとかも、いろいろ思うことがあるはずで、そういうのを聞き回ってみたいものです。

いままで使ってたPC環境だと、とりあえず、モニター等の色チェック環境は、でっかい印刷会社さんの環境と比べ、色、明るさ、コントラストともまあまあ同じでした。実は、色チェック機能は、今のスタジオを構えた頃から、精査していて、自信はあったんです。<北向きのまど、道路の向かいは白い壁、白ホリ用の蛍光が入ってないペンキで塗った白い壁、正午付近に、色判定する> これが弊社の色判定環境です。色チェックの違いは、定義の違いなんですが、一応、定義上、最強の環境ですから!
ただ問題は、やっぱり、各種モニター環境なんやなあ。印刷の基準とモニターの基準がずれまくってることが原因なんだけど、

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RGBはネット用。
CMYKは印刷用。
RGBには、adobeRGBとsRGBがあって、adobeRGBの方が色の幅が豊富。
RGB→CMYK の変換は、印刷所がした方が正確。
インクジェット出力はRGBの方がいい。
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という認識で、adobeRGBでデータを作ってました。
でも、じゃあ、より色の幅が狭いsRGBの存在意義はなに?っていうと、世間で普及してるってことです。印刷関係はadobeRGB、ネット関係はsRGBっていってもいいでしょう。

adobeRGBを表示できるモニターは、業務用のみで、普及はまったくしてないのです。

じゃあ、ネット用はsRGBで作るべきで、
印刷用としてのadobeRGBってなに?
と、なんだかわからなくなってくるんですよね。

普通のモニターはsRGB仕様なので、データもsRGBの方が、色が転ぶリスクを低減します。つまり安定感。

じゃあ、基準となる色空間をadobeRGBからsRGBに変更しようかな、じゃあ、今の環境を変更しなきゃな、でも、めんどいな、それなら、ちょうどいいタイミングだし、買い替えるか、って流れで新Macブック買いました!retinaモニターです。今、デスクトップ1台、ノート1台体制で、早急に買い替える必要はなかったんですけど、でもまあ、さすがにそろそろ買い替えてもいいかなあくらいには思ってたところでした。今のMacが壊れる前に買い替えた方が安全とはいうものの、こういうのって、買い替えて、使わなくなったら、いつの間にか壊れてそうな気もします。

adobeRGBからsRGBに変えたことで、印刷所のお客さんと、プリンター出力の調整が問題になってくるんですけど、ところが、印刷というものは、RGBどころか、CMYKなわけです。そもそも違う。プリンターも、インクの色はCMYKなわけです。それと、印刷関係のお客さんは、プロなんで、自分で調整なさってますしね。それに、adobeRGBの方が色の幅があるっていっても、印刷にしてもインクジェットにしても、どっちも、物理的な意味での、紙固有の色とインク固有の色の再現性の範囲内でしか色は表現できないんです。つまり、sRGBで十分余裕がある。ネット上での表示なら、adobeRGBで作るより、sRGBの方が、正確な仕事ができます。
ということで、sRGBに、チェンジ!
ほんとは、ケースバイケースで併用するのがベストなんですよね。問題は、webと印刷と両方に使うケースが一番多いことかもですね。混在させると、必ず間違えるんで全部変えます。

ついでにいうと、迷ったけど、retinaモニターにしてみました。
きれいすぎるんで、ウェブデザイナーさんなんかは、retinaモニターの機種を使ってても、あえて普通のモニターにつなげて使ってる人もいらっしゃるようですね。
ただ、基準というものは、作る人と守る人の2種類いて、アップルは基準を作る企業スタイルなんですよね。結局、retinaモニターが今後、普及していったら、retinaモニターであることが標準になってしまうんですよね。もっというと、iPhoneやiPadの普及で、いずれそうなると思うんで、今のうちに予習しておこうかという考えでもあります。と、まだ使いこんでないからわからんのですけど、retinaモニターは、sRGB用のモニターとしては、なかなかいいらしいですね。
基準とは作る人と守る人の2種類いるって考え方でいくと、必ず、作る人の方が有利なんで、僕も、いわゆる業界標準とかは、習熟した上で、古い物は壊して、新しいなにかを生み出してきたいものです。


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