2014年7月15日火曜日

Art Plusというドバイ生まれのインクジェット用紙


http://www.artplusjapan.com
FBでみつけたインクジェット用紙です。さっそくサンプルゲットしました!
ちょっとばたばたしてるんで、実際に使ってみるのは週末になりそうなものの、ちらっとみてみたんですが、
プロフォトグロスは予想通り。
プロフォトサテンが、予想と違っておもしろそう。
というのが、現段階での感想です。
ただし、RC印画紙ベースでかつ蛍光剤がはいってることもあって、
半永久保存を目指した作品にはこの紙は最適ではなさそう。
ただ、蛍光剤自体は、安定した物質らしいので、むしろ、通常、紙の変色の原因とされるリグニンよりましな気もしてますけどね。
いわゆる写真用のアナログRCペーパーは、コーティングははがれるという事例がよくあると聞いたことがあります。
数十年単位経過した場合の話ですが、
実は、アート作品としての写真だけでなく、一般家庭の記念写真だとしても、
数十年程度の保存性は、考慮すべきことなんですよね。写真だけに。
それをいうと普通に売ってる紙はたいがいあかんのですけどね。

インクジェット用紙は、現在、通常使用として、フジの一番安い写真用紙
作品使用として、100%コットンのマットな紙かなにか? を使ってました。
後者ですが、例えば、ハーネミューレの紙をアマゾンで買うと安いこともあるのですが、でも、すぐに変動したり
入手状況が不安定なのが、悩みの種で、それゆえに、これだ!っていう紙が見つからずにいました。

マットなロール紙は、具体的には、
イノーバのウルトラスムース、ハーネミューレのバンブー、トーション、フォトラグを使ってました。
アートプラスさんを存じ上げなかった先日までの段階では、
アワガミファクトリーさんの竹和紙を検討してました。

高い店では、あほみたいに高いのです。イノーバも韓国から個人輸入した方が安いとか、そんなかんじで、わりとめんどくさかったのです。アマゾンでは安い理由は、流通経路の整理ができてるからでしょう。と思うと、そこらへんをうまくして、安く入手したいのが本音です。
安物買いといいますが、理由がわかる場合は、コストを追求すべきですね。今回のように、流通経路を省いたから安くできるなら、そらそこがいいです。
安物買いとか根切りで絶対やっちゃだめなのは、人件費分の根切りだけでしょう。理由は、人件費は、単純に、時間との比例なので、値切れば値切るほど、クォリティの維持が難しくなるからです。しかし、流通経路は、省いたからといって、クォリティが落ちることはないのですから。

あと、キャンバスに水張りする場合、厚さは、インクジェットプリンターを通過するぎりぎりくらいの方がよく、
ハーネミューレのバンブーが、厚さ0.5mmで、これくらい欲しいのが本音です。アワガミファクトリーのロール紙既製品では、0.35mmなので、ちょい物足りないのですが、実際の厚みより、張り具合の方が重要なので、もしかしたらいけるかもです。ま、オーダー対応してくれそうですけどね。ハーネミューレのバンブーという紙は、蛍光剤も含んでません。しかしながら、それゆえに、若干、白色度で劣るのも事実なんですよね。

聞いてみたら、いくつか、マットなロール紙で、半永久保存対応の販売も検討中で、いくつかのメーカーと実際に交渉中らしいです。
期待してます!次回の展覧会も、早くて1~2後だと思います。大判の用紙は、普段は、頻繁には使いません。展覧会などの時に大量に使うくらいですね。それまでに、なんとかなっておられましたら、たいへんありがたいです。

ここのお店で気になってるのは、
木枠だったりもします。
油絵用の木枠に、インクジェット出力した写真を水張りして仕上げております。
キャンバス木枠ですが、特注サイズは可能か聞いてみました。
今すぐ必要なわけではないのですが、近い将来(数年後?)に展覧会を開く時は、注文数は、数十単位になるので、
少しでも安く押さえたくて、いろいろ調べてたところなんです。
自作すると、数十単位となると、手間がきついですしね。
もちろん、実際に試してみて強度とかいろいろやってみないとわからないかもですけどね。
値段は安いですね。
聞いてみたら、輸入品だとか。
せっかく、熊野の会社だし、地場産業として、国内工場探してほしいな♪

一般的には、木枠ではなく、ベニヤパネルを使うはずなんですが、私はおすすめしません。
理由としては、ベニヤ板は接着剤のガスが出るので、写真の保存性上、あまり好ましくないからです。
ここでいうガスとは、いわゆるシックハウス症候群の原因のことですね。
米杉をカットしただけの油絵用キャンバスの木枠は、その点では問題ないと判断してます。
ただ、水張りをする場合、板がある方が強度上いいのも事実であり、
ガスの発生さえなければ、パネルの方がいいんですよね。

ここのお店で販売してるアクリルの保護ニスもどんな成分なんでしょうね
いまんとこ、ホルベインの、アクリル用保護ニスを、まず、つるつるの液体タイプ(クリスタル バーニッシュ)を、スポンジで塗って、その上に、マットのスプレータイプ(マット バーニッシュ(つや消し 画面保護用ワニス))を塗ってます。そうすると、適度なセミグロス風味になり、色にも深みが生まれます。

とりあえず、週末、使ってみたらアップしますね!

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