先週、カメラマンの高木さんに誘われて、PHOTONEXTというカメラ用品の展示会にいってきた。そこで、3Dフィギュアがあったんで話を聞いてみた。3Dスキャンで入力して、それを3Dプリンターで出力するというものだ。3Dプリンター自体は20年前からあるし、学生時代から知ってもいたが、去年くらいから、ネット上でも話題がにぎわいはじめてて、個人的には、ものすごく気になっていた。
国内だと、通常のスナップ写真、あるいは写真館スタイルの日常的なフィギュア表現に限られている。普通に考えると、2D写真の敵である。だから、写真館グループとしては、受入れるところは少ないんじゃないかなあ。
すでに制作会社はいくつかあって、もし作るとしたら、1体数万〜10万程度が市場価格のようだ。
現在の3Dプリントの技術だと、もう1歩、精密感が欲しいのかなあって気もするが、技術は日進月歩だろうし、この微妙な甘さがちょうどいいような気もする。
海外だと、すでに、3Dプリントで作品制作しているアーティストはでてきてる。ERIC VAN STRAATENで、画像検索したらいくつかでてくる。
もし僕がするとしたら、普通の日常的なフィギュアを作る気はさらさらなくって、 例えば、磁器で作った彫刻のリヤドロを例えるわけじゃないけど、ああいうメルヘンなかんじだとかかもしれない。例えば、結婚記念に、ウェディングドレスを着て立ってるだけのフィギュアじゃなく、かぼちゃの馬車に乗った私、だとか。もうちょっと想像を膨らませると、宇宙空間のジオラマの中にいる僕、とか。サイエンスアートな方向で、右半分は生身だけど左半分骸骨だとか。
ただ気になるのは耐久性。フルカラー の3Dプリントは、石膏にインクジェットをふきつけて樹脂で固めて作るのだが、石膏のphは?インクジェットは顔料?樹脂の種類は?ってのが気になる。アーカイバル性がなかったら、数万円以上の市場価格はつけられないでしょ
ってことでメーカーに聞いてみよ。
公式サイト→http://www.yoneharakeitaro.com/
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