2012年8月12日日曜日

【撮影エピソード】如

撮影エピソードを書いていこうかなと思う。ずっと前を向いて走って来たけども、倒れるならば前のめり!!!って思ってきたけども、たまには、これまでの歩みをふりかえり、次を考える糧にしていきたいからだ。

このモノクロの作品は、20代後半に撮ってたシリーズの1枚だ。ガツン!とした背景に、シュッとエレガントにたたずむモデルさん、という組み合わせで撮っていた。

モデルは、ボヴェ太郎君。お笑い芸人みたいな名前だけど、本名だ。コンテンポラリーダンサーをしていた。

あるアートイベントに、インスタレーションで参加した時に知り合ったのだけど、柔軟体操をしてる彼を見て、ああ、きれいだな、撮りたいなと思って、モデルをお願いした。

撮影場所は、広沢池。
広沢 池にうかべる 白雲は 底吹く風の 波にぞありける

なんてそらんじると、教養がありそうなんだけど、実際には、鯉の養殖池だったりする。アメリカザリガニの穴場、といった方が地元っぽいかな。鯉の養殖池ってことで、鯉を捕まえやすくするために、冬の間は水を抜くのだけど、その時にかぎってあらわれるのが、このひび割れた大地。

カメラは、タチハラフィルスタンド810。
ニッコールの210mmをf8くらいに絞って、そっとシャッターを切った。

公式サイト→http://www.yoneharakeitaro.com/

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